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本当のインフルエンサーはウェザー?

今夏は朝のニュースでは「喉が渇かなくても水を飲む」とか「空調を適切に利用し室内の温度を調整する」など、熱中症に関する注意喚起が例年以上に聞かれます。地球温暖化を年々実感、頻繁にインスタに表示される長野の涼しげな山々の画像を見て、来年の夏は避暑地で仕事をすることを真剣に考えはじめているこの頃です。

皆さまは、どのような夏をお過ごしですか?

米国企業がめざすユーティリティブランドとは?

8月2日に第5回weathermarketing.netオンラインセミナーを開催、「The Weather Company」の元責任者が世界の気象データ活用の潮流を語る!をテーマに世界の気象データの潮流と、変わる企業のマーケティングについて、弊社の石丸がお話させていただきました。(セミナーレポートはこちら

実は、この世界最大の気象データ会社、The Weather Companyとの出会いが、弊社が気象データに興味を持つきっかけになっています。当時、The Weather Companyを買収したIBMから、「気象データを活用したサービスを作れないか?」という壮大なお題をいただいて最初に開発したサービスが、その日のお天気に合わせてコーデを提案する「TNQL(テンキュール)」です。(*モバイルに最適化されたサービスです)

セミナーに先駆けて、The Weather Companyのアメリカでの最近の動きを調べてみると、数々のメジャーなマーケティングイベントにCMOが登壇し、引き続きウェザーをマーケティングに活用する重要性を語っていました。

その中で、これからのコンシューマーブランドは、消費者が“あれば便利”ではなく、“必要”と感じる「ユーティリティブランド」になる必要があり、そのためには気象データが重要な役割を果たすと語っています。

私達の生活は日々、天気によって振り回されている?

地球温暖化が進むことで、日本の天気も確実に以前とは変わってきています。 まるで、アジアの熱帯地域のような激しいスコールも、もはや通常になりつつあります。先日、傘を持たずにランチに出かけた弊社スタッフが激しい雨に見舞われ、オフィスに戻れなくなってしまいました。

そんなこともあり、ランチ時間はこれまで以上に気象情報を確認するようになりました。これは手前味噌になりますがw、弊社が利用しているハレックスの気象情報の精度は高く、大雨になる時間を予め理解した上で、ランチ時間の過ごし方を計画することができるため、大雨で立ち往生することもありません。これから自分の身に起きることを事前に予測できると、絶対的な安心感があり、また、その情報を発信している企業への愛着心にも繋がることがわかります。まさに、ハレックスは私にとって、ユーティリティブランドになっています。

さて、暑い夏が過ぎると、乾燥が気になる冬の到来です。身体の乾燥による肌荒れ、あかぎれ、喉の痛みなど、気温の低下と空気の乾燥は様々な問題を引き起こします。弊社には、秋に向けたマーケティング戦略に気象を絡めたいと考える企業から様々なご相談をいただいております。

肌の乾燥は起きてしまってから対応するのでは遅いと言われています。ただのブランドから、なくてはならに「ユーティリティブランド」への深化するきっかけになればという思いから、弊社では、肌の乾燥が起きる前の注意換気からマーケティング活動が始まるというお話をさせていただいております。

データからwaas(weather as a service)へ

気象データを活用した先進的な取組を実行しているThe Weather Company、彼らは自社のお天気アプリをZ世代に広めるために、TikTokのインフルエンサーGraceWallに依頼し、アプリの使い方を訴求する動画を作成してもらったとのこと。

TikTok

流石、人気インフルエンサーだけあり、非常にクリエイティブな動画になっています。 ご興味のある方はぜひ、ご覧ください。

GraceWallが作成した動画

https://www.tiktok.com/@gracewellsphoto/video/7093623768098131206

The Weather Companyは、プレゼンテーションの中で、本当のインフルエンサーはウェザーであるというキャッチコピーを使い、ウェザーの重要性を表現していることもあり、自社のお天気アプリの訴求にインフルエンサーを活用したことは、何ともシニカルな感じもしますがw、この動画は狙い通り、Z世代に大ウケし、企画としては成功に終わったとのことです。

このウケた動画から学ぶも大切なこととして、気象に限らず世の中にあるデータは、生データではその力は発揮できず、データをサービスに変える必要がある、ということではないでしょうか?

弊社では、weather as a serviceを実現するために、気象を軸とした様々なサービスを開発・提供しています。気象データをマーケティング活用することに興味がおありの方は、ぜひ、お気軽にご連絡ください。まずは、気象予報士、気象アナリスト、そしてマーケターと共にディスカッションからスタート、貴社にベストなご提案をさせていただきます!

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