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豊の国千年ロマン観光圏様

大分県8市町村がタッグを組み千年の歴史と文化を出会い、体験しながら楽しむ観光エリア、豊の国千年ロマン観光圏。

今回は豊の国千年ロマン観光圏の堤氏に気象連動型広告配信ツール「weathermarketing.net」を導入いただいた背景と、観光地における気象データ活用の可能性について伺いました。

国東半島ロングトレイルの様子
楽しく、心地よく歩ける国東半島ロングトレイル

ー はじめに、豊の国千年ロマン観光圏について教えてください。

まず、”観光圏”とは観光庁が地域を認定する事業で、1つの自治体ではなく、歴史や文化、自然等において密接な関係のある観光地を一体とした”区域”を指しています。区域内では観光地域づくり法人(DMO)と観光地域づくりマネージャーが連携し、地域一体となって、観光客が滞在・周遊できる観光地域づくりを行っています。

“豊の国千年ロマン観光圏”は、別府市、中津市、宇佐市、豊後高田市、国東市、杵築市、日出町、姫島村の8市町村が参加し、2010年に「豊の国千年ロマン観光圏協議会」が発足、2017年に一般社団法人として活動を開始しました。

日本有数の温泉地として知られる「別府」から宇佐神宮の影響を受け国東半島で栄えた「六郷満山文化」など、千年以上続く歴史と文化を大切にし、観光地域づくりを推進するプラットフォームとして活動を続けていくことをミッションとしています。

豊の国千年ロマン観光圏のエリアマップ
豊の国千年ロマン観光圏のエリアマップ

ー 弊社がお手伝いさせていただくにあたり、観光圏の事業の中で、課題と感じていた点はどのようなことでしょうか?

今回施策を行った国東市、杵築市においては、デジタルマーケティングの体制そのものができていませんでした。

事業や体験に関するWEBページは用意していたものの、その中に予約ページはなく、広告は紙媒体で行い、電話で予約を受けるような形で施策を続けていたので、知識そのものが不足している状況でした。そのため、WEBページへの誘導〜予約完了までを一元化することが課題と感じていました。

今回お話を伺った豊の国千年ロマン観光圏の堤氏
今回お話を伺った豊の国千年ロマン観光圏の堤氏

ー おそらく観光事業を行う多くの方々が悩まれるポイントですね。 その中で、弊社の気象連動型広告配信ツールのどのような点に興味を持っていただきましたか?

2019年頃から事業の中でデジタルマーケティングを活用したいという漠然とした思いがありました。その中で、問い合わせや予約が直前に偏る現象が増加し始めたのです。

おそらく、新型コロナウイルスの感染拡大によってマイクロツーリズム(自宅からおよそ1時間圏内の地元または近隣への短距離旅行の形態​​)を行う方が増え、3日前や前日の予約・問い合わせをいただくようになったのだと思います。

この現象が生じるタイミングを考えた際に、我々は天候が影響しているのではないかと仮説を立てました。観光客は天気予報を見て、週末は晴れると知ると直前に旅行や観光を決め、問い合わせをしてくるのではないか、と思ったのです。

そこで、ルグランの気象連動型広告がマッチすると感じ、天気と広告が連動した際に予約や問い合わせを効果的に得られるのではと興味を抱き、挑戦することにしました。

ー 近隣の地域の方々が観光圏を訪れて新たな魅力を発見したいというモチベーションは、直近の天気予報によって左右されているのかもしれませんね!

弊社の気象連動型広告を導入したことによって課題は解決しましたか?また、弊社による広告の管理運用、掲載後の分析などのフォローはいかがでしたでしょうか?

課題と感じていた、予約までの一元化を進め、天気に応じて適した観光プログラムのページを表示できました。

また、掲載後は広告の結果を詳しく分析いただき、条件に応じて広告で何を提案したら良いかが明確になるようになってきました。

ルグランのアドバイスで最も印象的だったのは、広告は作る側の目線ではなく、常にお客様の目線で作り上げていかなければならないということでした。

デジタルマーケティング全体に言えることかもしれませんが、たとえ広告手法がマッチしていて、お客様に興味を持っていただいたとしても、目標とする結果を得るために魅力的なクリエイティブ(LPのわかりやすさやスマホサイトの見やすさ)や、広告を見た方に合わせたwebページ作りが重要だと気づきました。

晴れ予報の日に配信されたツアーのバナー画像
晴れ予報の日に配信されたツアーのバナー画像

ー ありがとうございます。たくさんの方に広告を通じて豊の国千年ロマン観光圏を知って訪れていただきたいですね。 では、豊の国千年ロマン観光圏で強みとしている事業の特徴について教えていただけますか?

はい、我々は観光のサポートを行うにあたり、2点大切にしていることがあります。

1点目は地元の各観光協会の方々が観光地域づくりマネージャーを担当しています。

基本的に異動などがないため、業務に長く携わることによって、より良い観光地域づくりを行っていけるようなやり方を採用しています。

最近では漁師や農家、職人の方々など、観光にこれまで関わることのなかった人たちが関わっていただけるようになり、今までにない文化体験などに協力いただいています。

2点目は当法人が旅行業2種免許を持っていることにより、ワンストップ窓口となり、宿泊や交通と連携し、オーダーメイドで旅行パッケージを作ることができるようにしています。

観光客た滞在中に充実した体験をしていただけるような体制を整えています。

ー 観光や体験を思いきり楽しめるような手厚いフォローが充実していますね。

今後、気象連動型広告を含むデジタルマーケティングをどのように活用していきたいと考えていますか?また、観光支援・振興において、気象データの活用にはどのような可能性があると感じられますか?

We Love Beppu と書いた紙を掲げる堤氏
デジタルマーケティングを活用し豊の国千年ロマン観光圏の魅力の発信しています

天気に応じて、前日や当日などの直前予約により細かく対応していけるよう、観光プログラムづくりを行いたいですね。

天気予報を見て訪れる観光客や、既に滞在中の観光客が天候に応じて観光を楽しんでいただけるチャンスを増やしていきたいと考えています。

そのために、お客様に合わせた細やかなクリエイティブ作りにも尽力していきたいと思います。


豊の国千年ロマン観光圏

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